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色褪せはなぜ起きるの?
大切なカバン(バッグ)も使用しているとだんだんと色褪せてきます。
ですが色褪せはなぜ起きるのでしょうか。
日光に含まれる紫外線が染料を分解し、変色や退色を引き起こすのです。
外出程度が短い期間であれば問題ありませんが、日光が当たり続けた場合1~2週間くらいで色の変化が起こってしまう場合があります。
また蛍光灯などの人工的な光源からも紫外線が含まれているため、ライトの近くに保管する際も注意が必要です。
色褪せの原因はなに?
- 経年劣化
- 紫外線の吸収
- 温度や湿度による変色
等があげられます。
経年劣化と言われると全てがこの意味に含まれてしまいますが、時が立つにつれて変色してきます。
また紫外線による劣化はまさに「日焼け」です。
日の当たるところに放置していたりすると起こるのですが、日が当たらない場所においていても紫外線の影響はあるのです。
これは革製品全般に言えることなんですが、保管場所を間違ってしまうと部分的に変化してしまいます。
バッグの色褪せを防ぐ方法は?
革製品は使い込むほどに味が出てきます。
年月とともに少しづつ表情が変わり、その味わいが変わります。
ですが経年とともに元々の布や塗料の色合いから鮮やかさが奪われ色が奪われたような感じになります。
色あせはなぜ起こる?
革に含まれる染料や顔料が他の繊維素材や革に移る事によって起こります。
これは雨や汗などで洋服や製品そのものが濡れている場合には特に起こりやすくなるので注意が必要です。
汗や水、湿気を防ぐ
革製品は水分を含みやすい性質があり、水に弱い素材です。水分から守る事が出来たら色褪せの大きな予防に繋がります。
防水スプレーと色落ち防止スプレーを使う
日常的に水分の吸収を防ぐには防水スプレーがおすすめです。
色褪せは直射日光によって起こるので色落ち防止スプレーの併用が色あせ防止の予防に効果的です。
革製品の保管は風通しがよく、直射日光の当たらない場所がベストだと言えます。
風通しが良くても定期的にメンテナンスをすることによってよりバッグが長もちすることとなります。
正しいバッグの保管方法
バッグを保管する際は使う頻度を考えます。
ほぼ毎日使用するバッグは短期的な収納なので簡易的な収納で十分です。
短期的な収納の場合
バッグのサイズより少し大きめのかごやラック等を用意し、バッグが多い被さるくらいの布をかぶせます。
直射日光の当たらない場所でホコリが被らない様に布をかぶせるようにしておくとよいです。
長期的な収納の場合
まずは汚れを落とします。
保管する際にはバッグの中には紙や布等を入れて型崩れ防止を防ぎます。
紙は新聞紙よりも印刷されていない白い紙の方が色移りを防ぐので良いですが、紙が湿気を吸ってカビを発生させるため、定期的に風通しの良い場所に出して風を通すようにしましょう!
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革製バッグの場合
バッグを並べて収納する場合、適度な間隔を取ることが大切です。タンスやクローゼットにしまう際は風通しのよい場所で保管する必要があります。
高級ブランドバッグだとヨーロッパの気候に合わせて作られた革製品が多い為、日本で保管する場合は湿気対策が重要なポイントです。
湿気対策として乾燥剤を使う場合には種類と量が重要です。
市販されている乾燥剤の中には香り付きのものがあり、バッグの保管には無臭タイプを選びましょう。
乾燥剤で湿気を吸収すれば金具部分の錆びを防ぐことも出来ます。
ただし、乾燥剤を大量にいれてしまうと革の水分まで吸収してしまう可能性があるので注意が必要です。
必要な水分を奪ってしまうと革が傷んでしまうので、乾燥剤は一つで十分です。
乾燥剤の使い過ぎには注意しましょう!
バッグ同士を密着させない
エナメルや革製品のバッグを隣り合わせの状態で保管すると革同士が張り付くため注意が必要です。
このような状態を防ぐためには不織布での保管がおすすめです。不織布に入れるだけで革同士が引っ付かなくて革に張り付く心配はありません。
更にバッグの中には白い紙や布等を入れ型崩れ防止をし、通気性の良い場所で保管すると綺麗に保管することが出来ます。
乾燥剤や防虫剤は有効ですが使い過ぎには注意しましょう。
それでも色褪せが起きてしまった場合の対処法
毎日使用するカバンだと月日とともに色落ちしてしまいます。
色落ちしてしまった場合はカラー補修クリームを使うと自分で補修することが出来ます。
浸透力が非常に高く、すぐに乾燥するため他の物へ色移りがなく、お手入れも簡単です。
靴やバッグだけでなくソファー等あらゆる革製品に使用することができるタイプのものもあります。
正しいメンテナンスを行うと色褪せは経年変化として楽しむ事が出来ます。
スプレーがクリームを正しく使用し、大切なバッグを色褪せから守ってくださいね!
大切なバッグとの長いお付き合いが「味」を生み出します。