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パイピングってなに?
パイピングには2種類の役割があるのですがご存じですか?
- 縫い代処理の為
- デザインの為
バックの底や端の部分をテープ状の布でくるんだりパイピングで縫い代をくるんだりして布端をほつれない様にしたり、布とは違う色を使用してデザインやアクセントとして目立たせる場合に使用することを言います。
大切なバックも毎日使用しているとパイピングがほつれてきたりボロボロになってきたりしますね。
今回はパイピングの修理についてお話させていただきます。
パイピングを補修する方法
- パイピングの破損が目立つとき
- パイピングから破れてきたとき
- 中のプラスティックが見えるとき
- 見栄えが悪くなったとき
こうなってしまうとパイピングを補修したほうがよさそうです。
自分でするとなると縫う作業が発生するので丁寧に作業する必要が出てきます。
失敗してしまうと元々のミシン目が露出する、底の形がいびつになる、パイピングの芯の丸みがきれいに出ない、などの問題が出てきます。
パイピングはキレイに補修すると見違える様に美しくなりますが、下手をすると非常に間が抜けた印象になってしまうので一つ一つの作業がとても重要な作業でもあります。
またパイピングの修理には3種類あります。
パイピング修理は擦れてキズや汚れがついた角、パイピングを修理し必要に応じて色を塗ったりする作業のことです。中の素材がむき出しになった場合でもプロの手にかかれば元通りになります。
革で補強
ボロボロになったパイピング部分に新しく革を張り再縫製します。
革を当てて補正するので比較的スムーズに作業することが可能です。
革をかぶせる
革をかぶせると革で補強は作業工程が変わります。
バックの四隅に革のカバーをかけて直にカシメで止めていきます。
パイピングを新調する
ボロボロになったパイピング全て外し新しいパイピングで補強します。
使用しているとどんどん傷んでくる場所でもあるので補修することで長もちさせる事が可能です。
パイピングの補修は自分でするの?お店でするの?
パイピングはふち回りをテープ状のレザーや布で包み込む裁縫のことを指します。
ふち回りを保護しているので擦れや破れが多く発生する場所でもあります。
高度なテクニックが必要ですが、丁寧にゆっくりと作業をしていけば綺麗に仕上がると思います。但し、裁縫が得意でない場合はプロに頼んだ方がいいかもしれません。
パイピングの色褪せの多くは擦れによる色剥げです。
そのためそのままにしておくと破れが起きてしまうので早めに対処したほうがよさそうです。
接着や樹脂でパイピングの傷を修復する方法
この補修方法は費用はかかりませんが仕上がりが現状より綺麗になるという方法です。
とりあえず費用を抑えて修理したい、現状よりよくなればいいという方におすすめの修理方法です。
キズそのものが修復されるわけではないので再度同じ個所が破れてしまう場合もあり修理後に長く使う事が出来ない可能性もあるのであまりおすすめの方法ではありません。
お店で交換
修理後も長く愛用したい場合はプロにお願いするのが一番です。
パイピングで使用するレザーを交換する修理がおすすめです。
破れたパイピングを交換するので専門の修理スキルが必要で費用自体はかかってしまうのですが仕上がり感が良く、修理後も長く使用することが出来ると思います。
パイピングの修理費用
お店によって修理費用は変わってきますが手間がかかる作業な為、比較的割高な印象です。
修理のお値段の大半は手間賃です。
ミシンを入れるのに、裁縫をするのにほどいたりと作業をするかで手間が変わりお値段が変わります。
1か所\5000円~が多いです。
全部取り換えの場合は\16,000~と高額となってしまうため、パイピングの破損が気になった場合は早めに対応したほうがよさそうです。
お店でしてもらう場合は費用もかかりますがきちんと対応してくださいます。
破損部分を取り除き、似たような革で部分的にパイピングをまき直し修理してくれます。
強度が出るように角部分も厚めに加工もしてくれるところもあります。
(パイピングの修理を行うために)まとめ
パイピングはデザインの一部です。
パイピングだけ綺麗に修理されてしまうと出来上がりのバックに違和感が出てしまう場合もあります。
その為、パイピングを修理する際は全体的な状態とバランスを見てから作業に取り掛かるか決めるお店が大半です。
ただのふちどりの裁縫というだけでなく製品そのもののデザインの一部でもありますがパイピングを施されているバックは丈夫で長持ちします。
デザインの一部でもあるためパイピングの劣化が起こると製品自体の見た目にも影響してしまいます。
早い段階であれば染め直しでも綺麗になりますが一度破れてしまうとパイピングの交換が必要になってきます。
傷みの進行が進まない間に修理をしたほうが費用が抑えられそうです。
こちらにも修理方法が記載しているので一度ご覧ください。