経年変化によって、重厚感のあるツヤに仕上がっていく革製品。
身に着けているだけで、心が穏やかになりますよね。
しかしその反面、革製品は手入れを怠ると劣化したり、ナイロンや布素材のものに比べて扱いが難しかったりするのも事実です。
そこで今回は、革バッグのメンテナンス方法をご紹介。
革バッグのメンテナンス方法を知ることで、さらにバッグへの愛着が沸き、一生もののアイテムになりますよ!
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革バッグに正しいメンテナンスが必要な理由とは?
革製品は丈夫な素材であることから、長く愛用することができる反面、「水に弱い」「しなやかさがなくなる」と言った弱点があります。
水に濡れるとシミができたり、いつの間にかカバンの表面がひび割れしていたということも……。
メンテナンスをせずに、放置していると革バッグ本来の良さが失われていくのです。
そんな状況を防ぐためにも、定期的なメンテナンスが必要だといわれています。
しかし、その手入れ方法を間違ってしまうと、余計に悪化してしまうのも革製品の特長です。
本記事で紹介する革製品の正しい扱い方を知って、長く愛用できるカバンにしていきましょう。
革バッグの手入れはどのタイミングですべき?
革バッグの手入れのタイミングは、バッグの使用後。
長く愛用したい革バッグがあるのであれば、毎回の手入れを怠らないことが大切です。
クリーナーや専用ブラシで磨く必要はありませんが、やわらかい布でサッと汚れをふき取っておきましょう。
劣化しやすいカバン持ち手や、開口部分などは入念に手入れをすることをおすすめします。
オイルは革の種類やバッグの使用頻度などで手入れの頻度の頻度もことなります。
あまりオイルケアをしすぎると、かえって革に悪影響を及ぼすこともあるので注意してください。
購入時よりもすこしツヤ感がなくなってきたときを目安にメンテナンスをするとよいでしょう。
革バッグのメンテナンス方法
ここでは、実際のメンテナンス方法をご紹介します。
必要なケア方法は全部で3種類です。
準備するもの
メンテナンスに必要なものは
- ブラシ
- オイル
- オイル用の布
- 乾拭き用の布
4つの準備物を揃えて、メンテナンスをしていきましょう。
クリーニング編
クリーニングをやる目的は、きれいな見た目を保つためです。
高級感のあるカバンであっても、汚れていたり傷があったりすると、清潔感のないものになるため印象はよくありません。
<クリーニング手順>
- 革バッグの表面を革専用のブラシ・乾いた布で磨く
- 専用クリーナーを使って軽く汚れをふき取る
- クリーナーをまんべんなく塗る
クリーニングで気を付けることは、優しくすることです。
革製品はちょっとした刺激で傷がつくこともあるので、注意しながら作業をおこなってください。
オイルケア編
オイルケアの目的は、革が乾燥することを防止するためです。大切な革がひび割れないようにしましょう。
<オイルケア手順>
- やわらかい乾燥した布で乾拭きし、表面の汚れを落とす
- オイルを1センチ角ほど取り、全体になじませていく
- 1時間程度乾燥させる
オイルはあまり塗りすぎると、シミの原因にもなります。
少量のオイルをとり、全体に薄くなじませるように作業をおこなってください。
アフターケア編
アフターケアをする目的は、汚れを防止するためです。
防水・撥水スプレーをバッグに吹き付け、雨によるシミを防ぎましょう。
<アフターケア手順>
- カバン表面を乾拭きし、ほこりや汚れを落とす
- スプレーをカバンから30センチほど遠ざけて吹き付ける
- 全体にスプレーを吹きかけたら乾燥させる
防水スプレーを吹きかける際は、革商品の目立たない場所でテストすることが大切です。
また、革製品の種類によっては色落ちすることがあるので、防水スプレーが適しているかを確認しておきましょう。
革バッグを愛用するために必要なこと
革バッグを愛用するためには定期的なメンテナンスだけでなく、普段からの扱い方も意識しましょう。
湿気や型崩れを防止する
革製品は湿気に弱いうえに型崩れもしやすいのが特徴です。
革バッグをしばらく使用しないときは、乾燥した布や新聞紙をバッグの中に詰めておきましょう。
新聞紙のインクが写らないように、布に包んで入れてください。
また、バッグは直射日光は避けましょう。
型崩れ防止措置として、縦置きにすることをおすすめします。
定期的にカバンを変える
カバンを使っていると、少しずつダメージは蓄積していきます。
普段から愛用することも大事ですが、複数のバッグを使いまわし、バッグを定期的に休ませてあげることも大切です。
とくにお気に入りのバッグは中身を取り出し、保管をしておきましょう。
「革バッグは正しいメンテナンスで一生使える」まとめ
今回は、革バッグの正しいメンテナンス方法をご紹介しました。
本記事の内容を押さえておけば、劣化のしやすい革製品も長く愛用できます。
定期的なメンテナンスを実施してみてくださいね。