ハンドメイドで小物やバッグを作る際に活躍するのが「スナップボタン」。
普段からボタンを目にしていても、詳しいことは意外に知らない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、バッグ・小物につけるボタンの種類やつけ方についてご紹介します。
適切なボタンを選んで、ハンドメイドや修理に活かしてくださいね!
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バッグ・小物につけるボタンの種類・つけ方

バッグや小物につけられているボタンには、形状から使い方まで様々なタイプのものが販売されています。
ボタンによって使用する工具も異なるので注意してください。
スナップボタン(縫い付け)
スナップボタンとは、指で押さえてパチンと留めるタイプのボタンのことです。
凹凸があるボタンを組みあわせて留めますが、強度には優れていません。
おもなつけ方は縫い付けです。
バッグや赤ちゃんの衣類などによく利用されています。
アメリカンホック(打つ具留め)
アメリカンホックとは、リングの形をしたボタンです。
リングの直径は8㎜~10㎜が一般的で、スナップボタンに比べて手軽に扱えます。
サプライヤーと呼ばれペンチのような工具を使ったり、専用の打ち具で留めたりする場合もあります。
プラスナップ(工具必要)
プラスナップとは、プラスチックでできたボタンです。
赤ちゃんのスタイにも用いられており、安価で購入できます。
ハンディプレスという特殊な工具が必要ですが、完成度の高い留め具を装着できるでしょう。
薄手の生地~普通までの生地に向いています。
ワンタッチプラスナップ(工具不要)
ワンタッチプラスナップは、特殊な工具が必要なプラスナップに比べて強度は劣りますが、ワンタッチで簡単に装着できます。
100円ショップでも入手でき、カラーバリエーションも豊富です。
大量にボタンが必要なベビー服の留め具には、向いていません。
簡単な仮止めをしたいときに向いています。
バネホック(工具必要)
ジャンパーやスウェット生地など比較的厚めのものに向いているのが、バネホックです。
専用の打ち具が必要ですが、強度は抜群です。
バネホックの内部には小さなバネガついているので、着脱も簡単にできます。
ドットボタン(工具必要)
ドットボタンは、特殊な機械で打ちこむボタンホックです。
2つのパーツからできています。
パーツの形状に合わせた特殊なアタッチメントが必要で、初心者には少し扱いが難しいことが特徴です。
デザイン性にすぐれたドットボタンもあるので、オリジナリティあふれるハンドメイド作品が作られます。
ヘリ止めホック
おもにハンドバッグの蓋につけられることが多いのが、ヘリ止めホックです。
カバンはもちろん、手帳の留め具にも使われています。
別名コバ金具とも呼ばれています。
カギホック
シャツやスカートに使用されることが多いのがカギホックです。
また、カギホックは前カンと呼ばれ、おもにシングル、ダブル 三段前カンの3種類に分けられています。
材質はプラスチック ニッケルなどがほとんどです。
マグネットホック
マグネットホックとは、その名の通りマグネットタイプのホックのことです。
ハンドバッグの開口部に使われることが多く、荷物の出し入れもしやすいでしょう。
値段も比較的安価に入手できるので、さまざまな手工芸品にも利用しやすいです。
バッグ・小物にボタンを付けるために必要な道具

ハンドメイド作品を作ったり、バッグのボタン修理をしたりするために必要なのは、おもに以下の道具です。
必要な道具をそろえて、自分のハンドメイド作品に活用しましょう。
縫い針
ハンドメイド作品を作るうえで欠かせないのが、縫い針です。
手縫いやミシンにかかわらず、すべての手工芸品に必要になります。
縫い針の種類には、手縫い針、刺し子針、フランス刺しゅう針、クロスティッチ針などおもに8種類以上のものがあります。
縫い糸
縫い針と同様、手工芸品に欠かせないのが縫い糸です。
おもにミシン糸と手縫い糸に分けられています。
それぞれの違いは、糸が編み込まれている向き。
ミシン糸はミシンの構造上、左ねじりになっており、手縫い糸は右ねじりになっています。
マチ針
縫い針と縫い糸を効率よく使うために必要なのがマチ針です。
必ずしも必要なアイテムではありませんが、あると作業効率が格段にアップします。
和裁用マチ針、洋裁用マチ針、シルクピンなど、多くの種類のマチ針が販売されています。
バッグや小物にボタンを付ける際の注意点

バッグや小物についているボタンは消耗品であることがほとんどです。
おもに金属でできているボタンはさびやすいく劣化しやすいでしょう。
しかしながら、ボタンを自分で修理することは初心者には難しいと言えます。
ボタンの取り付けには特集な工具が必要になったり、特殊な縫い方が必要になったりすることがあるためです。
- ボタンが一点もの
- 高価なもの
- ボタン取り付けに関する知識が乏しい
上記に当てはまる人は、無理に自分で補修をせずに、修理業者に依頼することがおすすめです。
「バッグ・小物につけるボタンの種類|選び方・つけ方」まとめ

今回は、バッグ・小物につけるボタンの種類やつけ方についてご紹介しました。
ハンドメイド作品を作ったり、自分でバッグのボタンを修理したりする場合は、アイテムに合った適切なボタンを選ぶことで、きれいで使いやすいものになります。
本記事の内容をしっかり押さえて、ハンドメイドに取り組んでみてくださいね!